マウンティングについて

言葉の端々にトゲを付けて、気付かぬうちに相手を傷つけているという人っていますよね。特に女性の場合、相手を褒めているようで実は貶めているという会話がよくあったりするようです。このように、相手を持ち上げながらからかおうとする女性のことを、マウンティング女子といったりします。その語源として、動物が自らの力を誇示して相手より上に立とうとするということからきています。
しかし、女性のマウンティングでたちが悪いのは、わかりやすく示威行為をする動物とは違って、言葉の裏側にさりげなく嫌味をちりばめているということです。できれば、そんな風に相手より優位に立とうとする気持ちにはなりたくありません。それは、相手に不快な思いを与えるだけでなく、自分の心をも卑しくしてしまうものだからといえます。かといって、自分はそんな女性になるまいと心に決めていても、相手からマウンティングをされてしまうということはあるでしょう。
そんな状況にあってしまった時、同じように自分も相手の上に立とうとするのではなく、素直に相手を褒めるようにすることがポイントです。裏に何か意味を込めるのではなく、単純に相手を褒めてあげると、そこで相手の上に立とうとする会話の不協和音も一旦は途絶えます。相手も、素直に褒められてしまってはやり返す気持ちをなくしてしまうものです。そして、何よりそんな会話が不毛であるということに気付くでしょう。相手の攻撃を受けて立つのではなく、マウンティングをうまくかわすように心がけると良いと思います。